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さまざまな症状への対応

リンパ浮腫

~がんの治療を始める人に、始めた人に~

1.リンパ浮腫について

リンパ浮腫とは、がんの治療部位に近い腕や脚などの皮膚の下に、リンパ管内に回収されなかった、リンパ液がたまってむくんだ状態のことをいいます。この症状は発症すると治りづらく、進行しやすいため、むくんだところが重くなる、関節が曲げづらくなるなど、生活にも影響することがあります。そのため、リンパ浮腫は予防することや、早く見つけて治療を受けることが大切です。

2.原因

乳がんや子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなどでのリンパ節の切除や、放射線治療、一部の薬物療法などによって、リンパ液の流れが悪くなることで起こります。

3.リンパ浮腫になったときには

スキンケアと用手的ようしゅてきリンパドレナージ(手で行う医療的なマッサージ)、弾性包帯や弾性着衣による圧迫療法、弾性着衣などで圧迫した状態での運動を組み合わせた治療を受けます。

4.ご本人や周りの人ができる工夫

  • リンパ浮腫を早く見つける
  • 適度に体を動かして、リンパ液の流れを促す
  • 保湿などのスキンケアを行い、感染を予防する
  • 肥満を予防する
  • 体に負担を掛けない

5.こんなときは相談しましょう

手術でリンパ節を切除した腕や脚、放射線治療をした周りの部分が、むくんでいる、重い、だるいと感じたときには、いつから、どこが、どんな様子かを伝えて、担当の医師に相談しましょう。

更新・確認日:2019年10月15日 [ 履歴 ]
履歴
2019年10月15日 「リンパ浮腫」の内容を更新し、ページタイトルを変更しました。
2019年01月21日 「5.その他の関連情報」を掲載しました。
2013年01月25日 更新しました。
2006年10月01日 掲載しました。
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